質問:はなもも 女 28歳

はじめまして。突然すみません。

わたしはいま、10ヶ月の子どもを育てながら育休ちゅの看護師です。1歳を目処に復帰になる予定なのですが、復帰時の異動が怖くて、不安で、考えると眠れなくなってしまうようになりました。

実は過去に、病棟の異動をきっかけにストレスと不安で眠れなくなり、突発性難聴、適応障害の診断で退職、転職した過去があります。

そのこともあり、異動が怖いです。仕事はやめたくないのです。こういう場合はどうしたらいいのでしょうか。我慢なのでしょうか。

主人は平日は単身赴任で、一人で育児と家事、仕事をこなしていくつもりです。夜勤もある正社員で復帰になります。

以前は内服しながら仕事にしてたのですが、今は授乳中のため飲んでいません。

今後について、考えすぎて動悸がしたりしてしまい、助言を頂きたくてコメントさせて頂きました。

よろしくお願いいたします。

回答:メール頂きありがとうございます。ご相談とても嬉しく思います。

お子さん10ヶ月なのですね。うちとちょうど同じなので親近感が湧き共感しやすいなと思いながらメールを読みました。

個性を発見しやすくなってますます可愛く感じますよね。

私も実際子育てをしていて感じたことですが、現代のお母さんはネットや新聞、テレビの情報等や実社会を見渡すと自分よりもパワフルに完璧に育児や仕事などをやっている人の例がたくさん出てきて、何か自分は間違っているんじゃないか、もっと頑張らないといけないんじゃないか、という氣持ちにさせられることが多いように思います。

そういうパワフルな成功例はメディア向けに作られていることもありますが、ごく少数派だったり、じつは記事には書いていないけれど近くの両親がすごく手伝ってくれたりと、環境がとても恵まれている場合が多いこともある氣がします。

思うに平日にひとりで育児をやっているだけで、とても大変な事でそれを10ヶ月なさっているというのは、はなももさんはすでにとても大きな達成をなされていると思います。

私も復帰するにあたって保育園に預けようかと申し込みをして見学もして、実際当選もしたのですが一緒にいたくて辞退しました。

私の夫もはなももさんと似たような状況ですが、ベビーシッターさんだったり、クリニックの事務さんだったりドライバーさんだったり、患者さんみんなに支えてもらいながらなんとかやっています。

大変ですがその分ずっと一緒にいられる喜びも大きいのでそんな選択をして良かったと思っています。

保育園に当選したり、職場に保育所があったりするとそれだけで恵まれていて、なんかそれを使わないと損みたいな風潮なようですが、ある本には『離乳と保育園に預けるのを近い期間でやるのはやめてあげた方がいい。なぜならおっぱいからも離されて、お母さんからも離されるのが同時期に赤ちゃんに起こると負担になる』という話がありました。

色んな情報があり、自分自身が納得するものであればどんな選択でも間違っていないんだなぁと思います。

さて、ご相談の事なのですが、もし制度があるならばもう少し延長をお願いしてみるのは難しいでしょうか?

最近は事業所によっては3年でしたり、国の法律も育休給付金の取得要件は今回はクリアできないかもしれませんが延長を許容する風潮になってきています。はなももさんのお悩みはいまのお母さんみんなの悩みでもあります。

それぞれの職場のルールや雰囲気があるかとは思いますが、旦那さんが単身赴任なのでもう少し大きくなるまで待って私の負担を少なくしたい等の理由では難しそうでしょうか。

その際に、でも復帰したらフルタイムで働くつもりだし、夜勤もこなすつもりだ。転職は考えていないと伝えれば、医療業界も人手不足ですので、病院の人事部にとってもメリットがあるような気がします。

併せて、説明したい範囲で結構ですので、過去に異動をきっかけに転職した経緯があり、今も復帰時の異動を不安に考えている、それについても何かサポートがもらえると嬉しいと伝えてみるのはいかがでしょうか?

案外みんな快く協力してくれるかもしれませんよ。

この病院側への説明内容を旦那さんと相談したり、伝え方の練習を一緒になさってみてもいいかと思います。

病院の人事部にも男性は多いでしょうし、旦那さんもそういった仕事の話は結構乗り氣で一緒に考えてくれるような氣がふとしました。

そこから、はなももさんはこんなに大変なんだなとか将来のことを考えているんだな等、夫婦間の理解が深まり、思ってもみない解決法がお2人の中から出て来るかもしれません。

また授乳中とのことですが漢方薬なら比較的飲みやすいかと思いますのでもしもの時は使ってみるのも良いかもしれませんね。

過去の経験や先の不安を考えるように、頭だけを働かせていると、緊張が生まれて不眠になったり自律神経症状が現れたりしますので、はなももさんのハートに何がやりたいか聞いてあげると症状も落ち着いてくることと思います。

過去の経験や先の不安を考えてしまうのは、多くの人に当てはまることだと思います。

それは過去の経験の中でも、成功だと思う経験より失敗だと思う経験の方が強く気持ちを揺さぶられることが多く、長く鮮明に記憶に残りやすいからです。

ですので、過去の経験や先の不安を考えてしまうのは当然といえば当然なのかもしれません。

しかし、未来とはやはり分からないもので、たくさん考えて悩んだものの、自分が想定するような事態にならないこともあります。

そう思うと、まだ起こっていないことを考えたり悩んだりする時間を他のことに充ててみてもいいのかもしれません。

頭で考えたいことや想定したいことなど、色々あると思います。

そして様々な可能性を考えてみるそういった慎重さが自分を守ってくれることもあります。

一方で様々な可能性を考えるあまり悩んでしまうと、疲れてしまったり体調を崩してしまうこともあろうかと思います。

ですので慎重さは残しておきながら「しなければならない」ことをするのではなく、時には「したい」ことをしてみると少し氣持ちが軽くなるかもしれません。

今回の人生は一度きりです。私たちは楽しんでいろんな経験をし、成長するために生まれてきました。自分自身を思いっきり表現し、引き続きこの美しい地球を存分に味わって楽しんでくださいね。

幸せであることをお祈りしております。