質問:みつ 女 23歳
暴力など身体的に傷つけたいとは思ったことはありませんが、小さいときから自分を守るためなら平気で嘘がつけるタイプの人間で、罪悪感は感じず、そのことでその人が傷ついても全く心が傷まない人間です。罪悪感はなくてもそれが悪いことはわかっていて、自分がサイコパスのような人間であることが嫌だし、もっと普通でいたかったと思いますが、突然罪悪感が芽生えるわけでもなく、自分が自分である限り変わらないよなと思ってしまいます。
自分の人生なのに無責任で、自分の身に起きることでも誰かがどうにかしてほしい、アドバイスや励ましの言葉を受けても、そんなの努力とかじゃなくて自分に生まれた時点で無理と思ってしまいます。
自分が自分として生まれたことが嫌で嫌で仕方ないのですが、こんな性格を直すことはできるのでしょうか
回答:メール頂きありがとうございます。ご相談大変嬉しく思います。
みつさんが大変苦労されて今まで生きてこられたことが伝わってきます。
アドバイスや励ましの言葉を受けても、そんなの努力とかじゃなくて自分に生まれた時点で無理と思ってしまいます。
とありますので、どうお返事して良いものか考えております。
小さいときから自分を守るためなら平気で嘘がつけるタイプの人間
毎日の生活で多くの人は自分を守るために嘘をついているのではないでしょうか。
それをどれだけ意識しているかの違いは人によってあると思います。
仕事においても、政治家は人気のため、セールスマンも売上のために嘘をついていると言えるのかもしれません。嘘ではないにしろ、都合の悪いことは自ら進んでは言わない。
罪悪感は感じず、そのことでその人が傷ついても全く心が傷まない人間です。
自分の罪悪感、相手の傷つきへの意識、自分の心のいたみ具合の感じ方、
それら3つに対する自覚の強弱も人それぞれだと思います。
なので人によって、嘘をつきながら生きるという問題をよく考える人とあまり考えない人がいるのではないでしょうか。
それらの問題に時には迷い、時には自らを修正しながら、みなさん生きているのだと思います。あまり考えても楽しい部類の問題ではないので、ついつい目を背けがちですが。
みつさんが嘘をつくという言動を自覚され、問題意識をお持ちになり、
こんな性格を直すことはできるのでしょうか
と質問なさっている事はとても根源的で、私自身も読みながら考えさせられました。
自分が自分として生まれたことが嫌で嫌で仕方ないのですが、こんな性格を直すことはできるのでしょうか
とご質問いただいている時点で、
自分の人生なのに無責任で、自分の身に起きることでも誰かがどうにかしてほしい、
という姿勢ではけっしてない、ご自身で力強く生きていかれる方だと感じました。
どうしても、アドバイスや励ましになってしまうのですが、私からの提案としましては、
みつさんはそこまで深く嘘をつくという行為を認識されていますので、以下の事が意図的にできるのではないかと思い、書かせていただきます。
同じシチュエーションでも相手の傷つきが小さい嘘と大きい嘘があったとしたら、小さいシン
プルな嘘を場面場面で選択されるのはいかがでしょうか。
また、嘘をつく時の口調もなるべく相手を傷つけない方法を磨いていかれるといいかもしれません。
嘘自体の質もいい意図の嘘と、わるい意図の嘘でしたらいい意図の嘘の比率を日常で増やしていかれるのはどうでしょうか。
いい意図の嘘の延長線上にある職業も世の中にはあります。
マジシャンでしたり、作家や作詞家は架空の出来事を作りますのでそうだと思います。
人と常に関わる接客や精神科医療業界もそういった側面が含まれているかもしれません。
いい意図の嘘が必要とされている割合の多い職業に就かれると、みつさんには適性があり、
仕事でいつもいい嘘をつくので日常生活でも何か変化が起こってくるのではないかと、ふとご質問を読みながら感じました。
回答になっていますでしょうか?
信念や心持ちの話になりますが、以下のこともよろしければご参考になさってみて下さい。
自分が自分として生まれたことが嫌で嫌で仕方ないのですが、こんな性格を直すことはできるのでしょうか
本当は攻撃してくるものは何もなく、したがって守ることもしなくてよいのですが、私たちは生きていく中でそういう信念を身につけます。それが性格となって表れます。ですので信念を変えれば性格は瞬時に変わります。
みつさんが幼い頃、嘘をつかないと自分を守ることができなかったという体験をされたのでしょうね。それが今の行動パターンになっているのだと思いますが、今は何のために嘘をついているのでしょうか?
それに氣付くことができると性格や信念は変化させることが可能かと思います。
昔のことは「あれはあれでよかった」「これはこれでよかった」など言ってあげると嫌な氣持ちが減るかと思います。
また、普通の定義はわかりませんが、みつさんはみつさんらしくありのままで良いと思いますよ。
小さいときから自分を守るためなら平気で嘘がつけるタイプの人間で、罪悪感は感じず、そのことでその人が傷ついても全く心が傷まない人間です。
これを読んでみつさんが他の人が傷ついても全く心が傷まない人間ではなく、自分自身が傷ついてもその傷ついた自分を無視しているように感じました。
ですので私は読んでて辛い氣持ちになりました。
みつさんが愛そのものであることを思い出し、生き生きとこの生を歩まれることを心よりお祈りしております。
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