質問:♡海♡ 女 28歳
私は新卒でシステムエンジニアとして今の会社に就職しました。入社以来、上司や同僚からのセクハラを受けることはありましたが、それでもやり甲斐のある仕事だと思い男性以上に頑張ってやってきましたし、仕事は好きだったし誇りを持ってやってきたと思います。

しかし、プロジェクトを任されるようになった頃から同僚からの嫌がらせが始まりました。それは上司からのセクハラをネタにした嫌味のようなもの(上司からのセクハラを「私が上司に媚びっている」と受け止め、それで今のポジションを得たとかそういった誹謗中傷です)から始まりました。

しばらくは受け流していましたが、次第にエスカレートし、自分とも同僚以上の関係を持つようにと要求され、最終的には自宅や会社で毎日のように待ち伏せや付き纏いをされるようになり、恐怖心から職場に行くことが出来なくなりました。

その後、職場には復帰したものの周囲の配慮もあり、他の部門に異動することとなりました。しかし、男社会であることに変わりはなく付き纏いとまではいかずともセクハラは当然のようにありました。上司からプロジェクトを任せて欲しければ関係を持つように迫られ、耐えられず異動を申し出ることになりました。

その後、今までの職種とは違い事務的な仕事をする部門へ異動しました。上司ら同僚からのセクハラや嫌がらせからの傷は癒えたと思えるようになったものの、仕事のやり甲斐や誇りを失い心は空っぽです。

好きだった仕事を手放してしまった後悔に気を病むことがあります。もっと頑張って耐えれば明るい未来があったのではないか?、好きでもない仕事に就くことになったのは自分のせいなのか?、そんな考えが頭から離れなくて現状が受け入れられなくて気持ちが辛くなることがあります。

どうしたらこの葛藤から抜け出せるのか、気持ちを切り替えて今の仕事を好きになれるのか、アドバイスいただけたら嬉しいです。

たとえ転職をしたとしてもシステムエンジニアは何処に行っても男性がメインの社会なのが現状です。同じような状況には必ず遭うと思っています。

回答:メール頂きありがとうございます。ご相談大変嬉しく思います。

システムエンジニアというこの男社会の中、お若いのによく頑張ってこられましたね。大変な努力だったかと思います。

大好きな仕事なのに、セクハラが理由に続けることができない…とても悔しいでしょうね。

しかし耐えることはありませんよ。我慢は万病の元です。
頑張って耐えれば、違う未来があったかもしれませんが、明るい未来とは限りません。離れたからこそ強く実感した、♡海♡さんが持っていた、システムエンジニアという仕事への情熱が、次のステップに進むエネルギーになると思います。

今は傷は癒されつつあり、回復してきたからこそ、また未来を見据えられているのですね。
その回復力やバイタリティに感動を覚えました。

好きだった仕事をやめて、好きでもない仕事に就いたというよりは、好きな仕事のために、他の仕事を利用すると考えるのもいいですね。ですから、無理に今の仕事を好きになる必要はなく、今の仕事を何に活かすかという視点で分析するのもいいかもしれません。

10年後振り返ってみると「あれがあったから今があるんだなぁ」とはたから見ると嫌な事件が、自分の重要な転機になっていることはよくあります。

私の場合は傷害事件の被害者になったことで、好きだった職場を離れ他の職場に移転し、それが大きな学びになりました。

例えば♡海♡さんの場合、今従事している事務的な仕事が、今後独立する時に役に立った、などの経験になるかもしれません。
だとすると今やっていることは意味のないことではなく、意味のあることなのです。

♡海♡さんの復帰までに、システムエンジニアの社会の改革は間に合わないかもしれませんが、♡海♡さんの熱い想いをもって社会を改革する力にしても良いのかもしれませんし、その社会で生き抜く作戦を練るのもよいかもしれません。
♡海♡さんのようなエネルギッシュで能力に溢れる方なら必ずや素敵な未来を切り開くでしょう。

♡海♡さんはとても魅力的な女性かと思います。
どうぞご自身の魅力を恨まず、素晴らしい能力を発揮されることをお祈りしております。

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