本日は当事者研究特別編の4回目の開催となりました!
当事者研究のパイオニア「浦河べてるの家」と連携する「bace camp」の方々にお越しいただき、総勢14名の方と過ごす賑やかな時間となりました。
最初はおなじみの自己紹介から始まり、今日の気分、体調、最近嬉しかったこと、困っていることについてお話ししていただきました。
その後、数人のグループで困っていることについての話し合いです。そこでは、初参加で緊張されていた方の緊張がほぐれていくご様子も。
そして、前回に引き続き、本日もbase campスナックを開店していただき、
ママさんや常連客に扮するスタッフさんに、ご参加いただいた方からお悩み事を上手に聞き出していただきました。
「家の空調の工事が進まず困っている」ことを上げていただき、
どんな対応が出来るか頼れる常連さん達からアドバイスをいただきました。
業者さんのお気持ちを汲み取って、作業が進まない中でも気を遣われているご発表者さんに感動しました。
優しくて、歌付きの明るいスナックは場の空気を和ませてくれました〜。
いよいよ、当事者研究。
「ストレスが溜まっていることに気がつけなくて困っている」をテーマにあげていただき、
自身のストレスが溜まっていることに気がつくにはどうしたらよいか、
溜まりすぎないように適宜ストレスを発散させるにはどうしたらよいか、を話し合いました。
ご意見として上がったのは、
ストレスがある時、ない時に関係なく日々の行動をメモにとっておくと、後に見返した際に行動に共通点が見えてくる、
相手に言いたいことが言えない時は抑えてしまうのではなく表情に出しすなどで表現する、
愚痴などマイナスな形で発散するのではなく相談・報告など形で表現するなど、様々でした。
また、話の中でストレスを水、キャパシティ(許容的な能力・容量)をコップに例えて、水でコップが溢れる前に対処を…と説明していただきましたが、
それに対して、どんなストレスかによって水の種類も変わるし、その人が持っているコップの大きさを形も違う、というご意見が出ました。
確かに、ストレスの種類が自分でわかれば「こういうストレスの時はこういった発散をしよう」と仕分けが出来たり、
今日は調子が良いかも!と思える日は、コップがドラム缶のように大きくてツルツルしているかもしれない、
と思いました。
ストレス対処も様々ですが、本日はストレスの性質自体の研究ができたように思えます。
今日もご発表いただいた方々のお人柄が朗らかで、ご参加いただいた皆さんもあたたかかったので、
とっても良い雰囲気で会が進み、じっくりと研究ができました!
次回の当事者研究特別編の開催は、7月24日(水)12:00-15:00で決定しております。
初めてご参加される方、2回目以上ご参加のベテランさんも大歓迎です!
ぜひ、この機会にご参加くださいね。
来週の通常デイケアは13:00-16:00です。
週替わりプログラムは「絵月記」の予定です。
こちらもお待ちしております!
精神保健福祉士
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