本日は当事者研究特別編でした!
当事者研究のパイオニア「浦河べてるの家」と連携する「base camp」の方々にお越しいただき、
総勢18名の方にご参加いただきました!
はじめに、名前、気分・体調、最近良かったこと・苦労していること、参加者の方々に知っておいてもらいたいこと、を簡単に自己紹介いただきました。
次に、少人数のグループに別れて当事者研究によく折り込まれる「自己病名/苦労ネーム」を各自やグループ間で考えてみました。
自己病名とは通常の診断名に、更に自身の特徴(同時にいろんなことがあるとイライラしてしまいがちなど)を加えたり、
通常の診断名は使わず独自の言葉を使ってつけたオリジナルの病名のことです。
自身がどんなタイプでどんな自己病名になるかを考え、それぞれ発表し共有しました。
自己病名のおかげでどんなことに悩んでいるのか・悩みやすいのかがわかりやすく、オリジナルの言葉遣いによって親しみやすさを感じられるなと思いました。
さていよいよ、当事者研究本番!
テーマは「人間関係の悩み」で、特定の人とコミュニケーションうまくいかないことについて。
ある方に話を途中で遮られたり叱られたりする場面があるが、そういう反応が返ってくるのは自分が悪いからだと思って自分を責めてしまう。
本当は何故そういう言い方をするのか相手に聞きたいと思っているがどうしたらよいか、などを話し合いました。
落ち込んでしまうのは自身の調子が悪いせいかもしれないが、相手も同じように調子が悪くて言い方がキツくなっているかもしれない、
あえて関わることをせず自分を一番大切にするのがよい、
第三者に間に入ってもらって話し合いをした方がよい、
「どういった意味でそういう言い方をするのか」という質問で返してみる、
などのご意見が上がりました。
いただいたご意見を交えながら話し合いの場を設けることを想定し、相手からどういう反応が返ってくるかを予想しながら、どんな話の引き出し方ができるか、
自身がどういった気持ちでいるかなどをマイルドに相手に伝える方法を考えSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を行いました。
社会生活を送る上で波長の合う人合わない人、様々な人に出会うかと思います。
合わない人を単に避けたり流すのではなく、今回お互いに心地の良い空間を築くために話し合うことを選択をしたご発表者さんの思いに大変感激しました!
真に「社会でうまくやっていく」こととは何かを今一度考え直したいと思いました。
今回も濃い時間はあっという間に終了です。皆さん、ありがとうございました。
次回の特別編は9/25(水)12:00-15:00での開催が決定しております!
何度もご参加いただいているベテラン参加者さんも、これからご参加をご検討いただいている方もお気軽にお集り下さいませ☆
8/28(水)の通常デイケアは13:00-16:00、週替わりプログラムは「絵月記」です。
こちらのご参加も是非お待ちしております。
精神保健福祉士
最近のコメント