本日は当事者研究特別編でした!
当事者研究のパイオニア「浦河べてるの家」と連携する「base camp」の方々にお越しいただき、
総勢14名の方にご参加いただきました!
はじめに、名前、気分・体調、最近良かったこと・苦労していること、参加者の方々に知っておいてもらいたいこと、を簡単に自己紹介いただきました。
本日の当事者研究は2本立てでした。
1つ目のテーマは、「特定の年齢層の男性に見られると困る」ことについて。
特定の年齢層の男性から見られることが多い気がして、こちらを見ていることがわかると嫌悪感を感じる。見られていると感じること、目が合ってしまうことが気になるため、外出することがストレスになってしまう。
帽子を被ったり顔をそらしたりして対策は取っているものの根本の改善はされず困っている、どうしたらよいか、を話し合いました。
サングラスをかけてみる、どうぞ見て!と開き直ってみる、その年齢層の男性がどの場所にたくさんいるかマッピングをしてみる、話せるその年齢層の男性から聞き取りするなどして生態調査をする、
などのご意見が上がりました。
苦手な人や場所のことを良く知り理解できるとことで、ぎすぎすした感情がマイルドになることはありますよね。追加の調査と研究が気になるテーマでした!
2つ目のテーマは、「エネルギーの使い方のバランスをよくしたい」ことについて。
外に出る用事がある時は活動量はプラスになるが、その後家で過ごす日が続くと活動量はマイナスになってしまい、顔を洗う・歯を磨く・食事を取るなどができなくなる。
エネルギーの使い方のバランスをもう少しよくし、家にいる時でも身の回りのことをできるようにして自分を大事にしたいがどうするとよいか、を話し合いました。
会が進むにつれ、ご発表者さんの自分を大事にしたいけどすることが難しいという悩みの所以が、これまでのご家族との関わりが影響しているのでは?という流れになりました。
その影響から自身の感情をうまく表現しづらくなり、自身のしたいことよりも人のことを優先するクセがついたのかもしれないという気づきに発展し、
もっと弱い自分を出してもいい、バランスを整えようとして頑張る必要はなくもっと素のままでいいなどのご意見が上がりました。
ご発表者さんもご自身の考えのクセを発見できたようで、参加者の皆さんからも「そのクセ、よくわかる!」と共感の声が多かく上がりました。
他人に迷惑をかけないようにすることや、周りとできるだけ同調することを習慣としがちな日本人にとって、その中で自分を主張したり、優先させたりすることは少し難易度が高いのでしょうか。
自分との上手な付き合い方、これからも学んでいきたいと思いました。
本日も笑いあり、涙ありの温かくて濃ゆーい3時間があっという間に終了です。
ご参加いただきました皆さん、ご発表者さん、ありがとうございました!
次回の特別編は10/30(水)12:00-15:00での開催が決定しております!
何度もご参加いただいているベテラン参加者さんも、これからご参加をご検討いただいている方もお気軽にお集り下さいませ!
10/2(水)の通常デイケアは13:00-16:00、週替わりプログラムは「絵月記」です。
こちらのご参加も是非お待ちしております。
精神保健福祉士
13:00-16:00はデイケアではなくショートケアではないほですか?
いくらで算定しているのですか。
コメント有難うございます。
精神科ショート・ケア
の説明や時間は
https://www.soraumiclinic.com/デイケア/
の説明ページに記載してございます。
ご参考になりましたら幸いです。
精神科デイ・ケア(大規模、小規模)、精神科ショート・ケア(大規模、小規模)を総称するものとして使われることのある「精神科デイケア」を、当院でも表記上用いることがございますが、実際の算定上は「精神科ショート・ケア(小規模なもの)」を算定しております。
また、お越しになられるのをご検討されていらっしゃり、ご不明点等がありましたら、お電話でもメールでもお気軽になんなりとお尋ね下さい。