真冬にも関わらず、ポカポカ陽気となりました。差し込んでくる陽射しにうっとりしながら、本日のデイケア、スタートです!
本日は5名の方にご参加いただきました。
まずは連句から。
前から気になっていた自動販売機で売られている出汁の話、今週イベントで水族館に行く話、「2020年」って自身が子どもの頃には遠い未来のように感じていたけど実際は当時とそこまで変わっていないかも、
などを句にしてご発表いただきました!
皆さんそれぞれの日常の過ごし方や、物の考え方がを伺って多様性を感じられるひと時となりました。
続きまして、当事者研究。
テーマは「一人暮らしがしたい」について。
以前一人暮らしをしていたが、そこで体調を崩してしまってからは実家に戻ってきている、
一人暮らし生活がとても楽しかったので、またしたいと思っているが体調を心配している家族からは許可をもらえない、どうしたらいいのか、
について話し合いました。
話を進めていくうちに、一人暮らしやアルバイトなど、したいことを家族に伝えても否定されてしまい、実家でやっていく気力を失くしてしまっているご発表者さんのお気持ちがわかってきました。
さらに会が進むと、一人暮らしでは好きな時に外食に出られたり、好きな場所を巡ったりが自由にできて楽しかったが、これらが今の実家の生活でできるなら実家でやっていくのも悪くないなと思える、という発見もありました。
そこで、ご家族さんに「したいことを否定されるのはつらいんだ。ただ、一人暮らしをしていた時に楽しかった外出が、今後もできるとリフレッシュができてやる気も出てきそうなんだけど、どう思う?」と伝える練習をしました。
全部をやろうとすると、周りから心配の声が上がり、やりたいことを止められるかもしれないですが、
その中でも「◯◯ならできそう」と一部を搔い摘んだり、具体性を高めて伝えると、そこからの話は進みやすいかもしれないですね。
今後、ご家族さんに伝えた後のご報告や追加研究楽しみです☆
最後は週替わりプログラム。
本日は「音読」でした。
今回は、谷川俊太郎の「生きる」と、アンデルセン童話の「空飛ぶトランク」を読みました。
人間の感情や、地球・宇宙からの視点、動物的に表現したりと、いろんな視点から生きることを捉えている様子を話し合ったり、
最後の少し終わり方が腑に落ちない、この物語から教訓を得るとするなら何だろうなど、
今回も様々なご感想とご意見が伺えて、感性が磨かれる素敵なお時間となりました。
次回の週替わりプログラムは「絵月記」です。
皆さまの思い出を一枚の絵にしましょう♪
精神保健福祉士
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