紫陽花が綺麗に咲いているなぁと思っていたら、早いものでもう蝉の声が聞こえ始めましたね。
本日は久しぶりの参加の方や見学の方もおり、6名の方にご参加いただきました。
雨の中ではありますがにぎやかにデイケアスタートです。
まずは連句から。
雨模様の中、体調を崩されている方も多いようでしたが、いつもと変わらずマイペースに過ごしていたり、
新しくできたショッピングモールに訪れ、女子たちで楽しい週末を過ごされている方もいらっしゃいました。
雨の日だからこそ楽しく過ごす、雨の日だからこそゆったりお家で休息をとる、皆様はどちら派でしょうか?
続いて当事者研究です。
テーマは「フツウになりたいと思う気持ちからの脱却」。
頭が働かなかったり、どもったりすると自分は普通ではない、病気なんだと落ち込んでしまう。
滑舌が悪かったり、どもってしまう自分が許せない、フツウに憧れているというお悩みでした。
皆さんからたくさんの質問が上がり、詳しくお話を聞くと、
理想像通りに動けと命令する規則くんが、演技くんに命令を出し、自由に生きたい本来の自分に常に普通であるように演技しろと命令するような思考の構図となっていることがわかりました。
しかし、発表者さんにとっての普通とはなにか?、大なり小なりそれぞれ個性があるはずといった意見や、一つの物事に対して悪く捉える人・良く捉える人の両方がいるといった意見、そのままの自分をそのまま受け入れてはどうか、演技を突き詰めて楽しんではどうか、など白熱した議論と意見が飛び交いました。
最後に発表者様からは、自分を受け入れて良い方に目を向けてみる。ありのままの自分になるのがベストと気がついたとお話いただきました。
普通という言葉はよく聞かれますが、自分にとっての普通が相手にとって普通とは限らず、普通ってなんだろう?と考えさせられる発表となりました。
もう一つのテーマは「この先どうなるか」。
前回テーマの「仕事に応募するか」で発表していただいた方にその後の報告をお聞かせいただきました。
その後、応募する前に疑問を解消するための連絡を取ってみる、ということで早速会社側に連絡を取ってみたそうです。
会社側は求人を出しておりすぐにでも雇える事、しかしコロナの影響で就職できてもしばらくは希望の業務につけるかはわからず、長期的に他の業務に当たらなくてはいけないかもしれない事、など会社の状況を聞かせていただいたそうです。また数日中にどんな業務や配属になるのか検討して連絡をくれるということになっているそうですが、まだまだ不確定な要素が多く、迷いがあるとのこと。
同じ職業分野の方から専門的な質問や話題が上がったり、人生経験豊富な方から励ましの言葉が上がったり、具体的にもう少し質問できないかななどの意見があったり、こちらもみんなで一緒になって悩み、考えました。
譲れない条件ってなんだろう?そんな問いかけもあり、発表者様もいろんな意見を聞いて、考え、自分の意思や気持ちが固まってきたようでした。
最後には発表者様は、「自分の中でふわふわしていたものがはっきりした」と清々しいお顔をされていました。
人生の大事なステージ、今後の報告をまたお待ちしております。
今回は当事者研究が白熱したため、ここでデイケア終了のお時間となりました。
次回7/8(水)の週替わりプログラムは「絵月記」を繰越で実施いたします。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております♫
作業療法士
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