スッキリ晴れたり、どんより雨が降ったりと梅雨らしい空模様になってきましたね。憂鬱な日もありますが、道々に咲く紫陽花が楽しみですね。
本日のデイケアは6名の方にご参加いただきました。
まずは連句から。
辛かった先に見えた景色、あっという間の一週間、天気が気になります、ドキドキしたら一呼吸、順調に良いことが…、こないだは中学の先生にスーパーで会えてお話して楽しかった、家の庭の梅沢山とれて梅酒作り、セルフメンテナンスに本腰を入れる、など順調なご報告、自分のメンテナンスについてや季節を感じる句が並びました。
天候が不安定な時期でありますが、体調管理をしながら季節の移り変わりとともにそれぞれの課題や生活に取り組まれているご様子が垣間見れました。
続いて当事者研究。
本日は「作業所に行きたいけど…行けない」というテーマについて話し合いました。
ご相談者さんは、昨年の7月から1月まで作業所へ通われていましたが、作業が合わないことや友達になれるような話せる同年代の人がいないなどの理由でやめて、現在は家で過ごす時間が多くなり、デイケアに来て話すことが唯一の楽しみになっているとのことでした。
作業所に行きたい理由についてお尋ねしながら、どんな作業所が良いかについて深めていきました。
ご相談者さんからは、お友達が欲しい、家にいるのはつまらないというお気持ちが伺えました。さらには、細かい作業より体を動かす仕事がしたい、人に必要とされ達成感を感じたいなどご希望も見えてきました。
と同時に、以前通われていた作業所での辛かった体験についてもお話にあがってきました。皆さんから、「そんな経験をしながらも半年間も頑張ったなんてすごいね!」「また、作業所に行きたいと思えたこともすごい!」など肯定的な言葉がかけられていました。
そんな中、ちょうど最近、作業所に見学に行かれた方がいらっしゃり、情報をいただくことができました。お寺のお掃除や施設のシーツ交換、お弁当の配達など体を動かすお仕事があり、女性のスタッフが対応してくださり、雰囲気もとてもよかったと具体的な様子まで聞くことができました。
ご相談者さんは、とても興味をもたれ、笑顔で「まずは見学に」と新たな一歩を踏み出されるきっかになりました。
ご自分のお悩みについてお話しすることはとても勇気がいることですが、みんなで悩みを共有することができ、共感や肯定的な言葉をかけてくださいました。そして、ご自身でも気づいていなかった心の声に気づくことができ、やりたいことが明確になり、より具体的な情報やアドバイスをいただくことができました。
ご相談者さんが前向きになられる姿勢は、みんなのパワーになると実感いたしました。
最後は、本日の週替わりプログラムの「ザ自由創作!」。
身近にある割り箸を使い、思い思いに組み上げながら割り箸アートを楽しみました。
次週はいよいよ6月、第1週目の週替わりプログラムは恒例の「絵月記」です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
作業療法士
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