最近、逗子や近隣の海では海岸のゴミを拾うビーチクリーン活動が盛んに行われていますね。デイケアが開催された6月8日は世界海洋デーでした。自然は心の癒し、長く美しい海とともに暮らしていきたいですね。
本日のデイケアは、3名の方にご参加いただきました。
まずは連句から。
梅ジュース・梅干し楽しみ、忍法引き寄せの術、先週の土曜日4人で逗子のレッドロブスターに食べに行って楽しかった、と前向きで楽しい句が並びました。引き寄せの術ってなに?という話題になり、『叶えたい思いなどを素直に想い、言葉にすると本当に叶う』という素晴らしい方法をシェアしてもらい盛り上がりました。
続いて当事者研究。
当事者研究では、『うまくいっているときに感じること、思うこと』と『うまくいってないときに感じること、思うこと』を思いつくままにあげていきました。
ホワイトボードを上下に分けて、上段に『うまくいっているとき』ここには赤ペンで、下段に『うまくいっていないとき』ここは青ペンで書き込んでいきました。
まずは、『うまくいっていないとき』について、「疲れているとき」「イライラ」「寂しい」「体調が悪いとき」「睡眠が取れていないとき」「食事が乱れているとき」「知っている人がいないとき」「人に会わないとき」「人にも自分にも否定的になる」などポンポンとあがりました。
また、「とにかく嫌な感覚があるとき」という意見には、「ホルモンのバランスとかあるよね、生理のときとか」など共感する言葉が聞かれました。なかには、1人で楽しい時間を過ごしているのに、急に孤立感やひとりぼっち感に襲われ虚しく感じるときがあると話され、分かる分かるとうなずきあう場面もありました。
そして、人から思われている、思われたい自分を演じて寂しいのに強がって「1人で楽しんでるよ」と友人にメールしてしまうというお話があがりました。こちらのご意見には、「そうそう、調子悪いときでも、大丈夫な自分だと思われたくて…」と共感もあり本音で語りあうことができました。
『うまくいっているとき』については、「とくかく楽しい」「嫌なことでも楽しめる」「人にも自分にも肯定的、優しい」「感覚が研ぎ澄まされる」「頭が冴える」「知っている人がいる」という意見があがりました。
参加者の方が、全体的にホワイトボードを見渡したときに「下の青色(うまくいってないとき)がいっぱいで、上の赤(うまくいっているとき)は少ないね。それだけ、ネガティブなことが気になるってことだね」と話してくださり、みんなで「良いことに目を向けていこうね!」と気づきをシェアすることができました。
最後に参加者のお1人が「こうやっていろいろ聞けると、自分だけじゃないんだって安心する」とお話ししてくださり、良いことも悪いことも安心して語り共有できる場があることは大切だと感じました。
最後は、本日の週替わりプログラムの「ストレッチ」。
第2週目のプログラム、ストレッチはゆっくりと呼吸に合わせ、ご自身の体の感覚を感じることを大切しながら動きました。終わったあとは、このまま眠りたい、肩が痛かったけど良くなった、家でもやった方が良いね!などの感想が聞かれリフレッシュの時間になりました。
次週は、第3週目プログラムの「コラージュ」です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
作業療法士
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