新年2回目のデイケア、本日は6名の方にご参加いただきました!
デイケアデビューの方や久々にお越しくださった方もいて、賑やかな時間となりました。
連句では、みなさん穏やかな気持ちで日々を過ごしていきたいと願われていることが感じられている句が並びました。
続きまして当事者研究です。
今回は発表希望の方が3名いらっしゃったため、3名みなさんにショートバージョンでお話しいただくことにしました。
1つ目のテーマは「他人からのアドバイスをどれくらい受け止められたらいいか?」です。
相談者さんは押しの強い人や逃げ道を作らないような人にアドバイスされると、それを受け入れるべきなのか分からなくなってしまうことを相談してくださいました。
納得しないことは無視しても良いのではないか?
自分が嫌だなと思うことは受け入れなくても良いのでは?
直接相手とは戦わず、他のところで自分の気持ちをガス抜きするのも大事なのでは?
「反論」することと「意見を言う」こととを一緒にせず、アドバイスをくれたことには感謝しながら、「自分の意見」は言うようにした方が良いのではないか?などなど、皆さん様々なご経験をされていることが感じられます!
相談者さんは「自分の思いを共有できる場所って大事ですね」と仰ってくださり、
改めて共有の体験は大切であることをみんなで実感することができました。
さて二つ目のテーマは、「家族との喧嘩」です。
今回の喧嘩は、相談者さんがご家族から言われたことに耐えられなくなり、相談者さんから暴力などが出てしまったことががきっかけのようでした。
これまで何度も相談くださっている相談者さん、他の参加者さんもご家族の状況を察しながら話が進みます。最終的には、ご相談者さんもご家族も、きっとどちらにも余裕がない状況が今回の結果を招いてしまったのでは?と言う方向へ。
「家族の中でも距離があった方がうまくいくことがある」と言うことを他の参加者の方々も経験されているようで、「家族と距離をとる」と言うことが良いかもしれないと話がまとまっていきました。
そして3つ目のテーマ、「あの人が許せない!」です。
新しい職場での同僚に許せない人がいるという相談者さん。
その方がいることで、これまで何人もの方がメンタルの不調になっているとのことで、相談者さんは仲の良い同僚たちが傷ついているのを見て、心を痛めているご様子でした。
「やり返してやりたい!」と言う相談者さんの声、
他の参加者の方々もその気持ちはとてもわかる!と共感しながらも、
相談者さん自身が攻撃を始めては自分が加害となって苦しくなってしまうのでは?と心配の声。
本当に言葉の暴力のようなものが起きているのであれば、何かの時に備えてその証拠を集めていくのもいいですね、という案も出てきました。
相談者さんは「ここはこうやってみんなが「うんうん」って話を聞いてくれるからスッキリするわ」と仰り、少しすっきりされた表情が印象的でした。
今日の週替わりプログラムは「絵月記」です。
年末から1月にかけて皆さん思い思いの時間を過ごされたようでした。
次週の週替わりプログラムはコラージュです。
寒さ厳しくなる時期ではありますが、次週もみなさまのご参加を心よりお待ちしております。
公認心理師
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