免疫の反逆 ドナ・ジャクソン・ナカガワ著を読みました!

免疫が反逆?

『「食事療法や栄養補給に自己免疫性疾患を和らげる潜在力があることは、十分にわかっていること。患者がその恩恵に与えれるようにしなくてはいけない。」それなのに、ほとんどの医者は、自己免疫性疾患の改善に食事が一役買うことを理解してはいない。「炎症性腸疾患の分野でさえ、食事など何の役にも立てないという考えが根強く残っている。でも、食事を変え、簡単な栄養補助食品を加えることで病気の経過は劇的に変化する。データはそれをはっきり物語っている」p265』

→ええ、医師側から何故だか説明しましょう。まず栄養学を医学部では学びません。よって食べ物からの生理学、生化学的機序も学びません。薬理学はありますよ!食事学はないのです。でもおかしなことだとは思いません。何故ならそんな概念を教えられないのですから。あ、タンパク制限食があるとかそういうのは教わりますね。文字だけで想像もできませんが。

医学部を出て、研修医になって初めて、患者さんの声を聞きます。

「生活ではどんな工夫をすればよいですか?」

大体はこう答えるでしょう。

「バランスの良い食事、適度な運動、質の良い睡眠」

バランスの良い食事?何を指しているのか?具体的なことはそんなに深く知らないのです。

食事について言及すると経済学も絡んできて大変なことになるから医学は食事に関してほぼノータッチなんでしょうか。

『多くの場合、診断を行う医師はスペシャリストで、たとえば、神経、消化器、リウマチといった病気の一面を専門的に診る訓練は積んでいるが、からだのシステムを全体的に捉える訓練はもちろん受けていない。いったん病名がつかせば、副作用のあるなしにかかわらず、薬剤を使って特定の障害や明らかな症状を治療することが可能になる。アロパシー医学の狙いは、症状と特定の病気をマッチさせることによってもっとも適した薬剤を処方することにある。p266』

→仰る通りですなぁ。専門外のことを習うには色んな労力も必要。だから専門家のところに行って下さいという。その結果どんどん分業は進んでゆく。都会の話です。過疎地は大体一人の医者がなんでも診られるようになるでしょうね。しかし、漢方は全体を包括し効いてくるということから、今のアロパシー医にとってはとても便利なお薬です。

バイオレゾナンスは5つの病因しかないと言及しました。だからその原因を取り除くのが治療。

エネルギーヒーリングの立場だと思念によるチャクラの乱れが大体の病因です。だからそのチャクラを癒すのが治療。

『健康な腸は消化した栄養素だけを血液中に送り出す。ところが免疫性や炎症性の疾患を抱える患者の場合、腸壁が損なわれることが少なくなく、そのために、細菌や未消化の食物など、より大きな分子がすり抜けてしまうことがある。そうした異物は、血液中で免疫反応を引き起こす。p273』

→ゾヌリンの話でしょうか。繰り返しになりますが、グルテンは誰しも摂取しない方がよりエネルギッシュに生きられますよ!

『ところが、健康自然食品の摂取によって増える善玉菌が腸内に十分でなかったり、多くの化学物質、人工保存料・着色料、さらには、アレルギーの原因になる食物を食べたりすると腸壁に炎症が起こる。p274』

→だから玄米雑穀野菜海草ですよ!日本人!

『過敏性腸症候群の患者は、日頃の食事を変えると大きく反応する。ある研究では、患者の75%が食事を変えただけで症状が改善している。p276』

→食事が体をつくる。病気も健康も作る。

『一般食としては低炎症性の食事を心がけたい。例えば肉ならゲージ飼いの牛、羊、鶏、七面鳥、魚は水銀含有量の少ないもの、卵は成長ホルモン不投与の鶏の卵、野菜は全て(ナスやトマトは避ける)、アボカド、新鮮な果物すべて、無糖ヨーグルト(乳製品に対してアレルギーや過敏症のない場合に限る)、グルテンを含まない代替穀物を原料とする焼きたての全粒粉パン、玄米、豆類、ナッツ、種子、スプラウト、生蜂蜜、ステビア、有機バター、オリーブオイル、亜麻仁油、肝油、ゴマ油、ローズマリー、タイム、オレガノなどの香辛料。p278』

→抗炎症作用のある香辛料も書いてあります。炎症をいかにおこさないか…一番は食事しないことでしょうねぇ。。

『正常な代謝プロセスの過程で、非常に不安定な形の酸素分子種が細胞で作り出される。それがフリーラジカルと呼ばれるもので、そうした一群によって細胞はダメージを受ける。フリーラジカルは、汚染物質へ暴露すると増大する。喫煙や加熱した料理油を使用しても増える。…酸化によるダメージは、ループスの抗体発生と関係している。…抗酸化物質には、自己免疫性疾患の発症に大きな役割を果たしている炎症を抑制する働きがある。抗酸化物質を摂るなら、果物や野菜を食べるのがもっとも手っ取り早い。p286』

→野菜の悪い噂はあまり聞きませんね!

『驚いたことに、若いときにもっとも前向きな姿勢で人生を捉えていた修道女は、人生を否定的に捉えていた修道女と比べると、後年、健康に恵まれる確率が2.5倍高かった。…もっとも健康だった修道女は明らかにユーモアのセンスがあり、加齢に伴う通常の健康問題を含め、人生に直面するストレスに対して適応能力があった。p300』

→修道女だから比較研究ができる、生活環境は全く同じで、考え方の違いで健康を捉えたもの。前向きでユーモアに富んでいることでそんなに人生に違いが出るんですね。改めて思考って凄い!

『…瞑想を通じて自分の考えを見つめ直すことで、文字通り、脳の配線がつなぎなおされ、ストレスホルモンやストレス物質の分泌が劇的に減少することが確認された。…祈り、瞑想、ヨガ、ポジティブシンキング、適切な睡眠習慣、運動を組み合わせたストレスの対処法…をやれば、免疫システムに大きな影響を及ぼすことができるのだ。p301』

→いいと言われていることには理由がある!やはり瞑想、ヨガ、前向き思考、良い睡眠、運動、間違いない!

『ある研究では、慢性疾患患者と健常者のグループとに、1週間、…携帯端末を使って数時間ごとにそのときの気分を報告してもらった。慢性疾患の診断がくだることはストレスと不安の終身刑を受けたに等しいと考える者にとって、結果は驚くべきものであると同時に、期待のもてるものであった。多くの場合、継続的に健康問題を抱える人の気分は健康状態が申し分のない人とそれほど違いはなかったのだ。p302』

→慢性疾患になっても健康な人でも気分はそんなに変わらないという話。私達が病気であろうがなかろうが今の気分にはそんなに重要ではないということでしょうか。重要なもの、今に生きることですかね。


昨日の突風で色々植えていたタネが一つを残して跡形もなく吹き飛びました。

ああ無常…

ここから学ぶこととしては、風が強い日は玄関に取り込んでおくかカバーをするということでしょうか。

今まで集めたタネが…

逆を言えば発芽してなかったからまだよかったんでしょうか。

苗たちがいなくなったと思うともっと悲しい気がします…

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