最後のまとめです!

『低気圧がきたりすると蕁麻疹が出ます。 副交感神経反射は副交感神経が優位になると強く出ます。 ですから、 前述のように台風のときに喘息がひどくなったり、 真夜中にアトピー性皮膚炎で痒くて、 子供だったら泣き出したりするのです。 いろいろな症状だけ漠然と考えるのではなく、 これらが副交感神経反射だと統一して考える必要があります。
続いて、炎症が終わったものを洗い流すために好酸球が出てきています。IgE産生B細胞、肥満細胞、好塩基球は炎症を起こすため、好酸球は炎症を阻止するために出てきます。アトピー性皮膚炎は子供たちあるいは乳児、母親の生活の問題です。 副交感神経優位の生き方が原因となっています。 甘いものを食べると幸せです。 外で遊ばないのも楽です。 それから一人。子で兄弟がいないと過保護に育てられます。 これらは、皆、副交感神経優位の楽な生き方です。驚いたことに排気ガスの問題もあります。 私たちがもっとも交感神経緊張になるのは酸素のストレスです。hyperventilation症候群で過呼吸になると白目を剥いて倒れますが、 酸素は私たちを興奮させるのです。 一方、 炭酸ガスは私たちをリラックス させます。…コーラ、サイダー、ビールこういう炭酸ガス系のものがリンパ球を増やします。…排気ガスがリンパ球を増やすからです。p181』

→低気圧は副交感神経優位。甘やかすのも、動かないのも。そして何と炭酸ガスもリラックスさせ、副交感神経優位にするとは!

『子供に何でもやってあげないことが大切です。特に効くのは甘いものを止めることです。 デザートといってお菓子やケーキを食べたり、 ジュースや砂糖が多い缶コーヒーを飲むことをやめると、リンパ球の寿命は平均7 日 なので、 大体 1 週間でほとんど治ります。 乾布摩擦は簡単にできて有効です。喘息の人は擦る場所がありますがアトピーの人で擦る場所がなかったら冷たい水をかぶります。小さい子供は甘いものをやめるのにすごく抵抗します。 子供といえども理由もなく 「甘いものを止めなさい」 という と怒ります。 甘いものとか炭酸飲料がリ ンパ球を増やして過敏体質を増やすという仕組みを説明しないということを聞きません。 p183』

→1週間でアトピーが治る方法!

そして私もやっている乾布摩擦や冷たい水をかぶるのも有効!

そして甘いものをやめるには子供にもちゃんとインフォームドコンセントしましょう。

『①突発性難聴[内耳] (idiopathicsudden

sensorineurals sudden deafness) すごく激しい夫婦喧嘩をして、突然奥さんの耳が聞こえなくなるというようなことがあります。歌手の人が毎日ステージで忙しく、ステージ上で盛り上がっていると、突然耳が聞こえなくなることがあります。これは増えた顆粒球が内耳を破壊したときに起こります。常在菌があるところがもっとも顆粒球を刺激するのですが、とてもストレス負荷が強いと常在菌がほとんどいない場所でも組織破壊の病気が起こります。 
②メニエール病[三半規管] (Méniére disease) 内耳をやられると突発性難聴になり、三半規管をやられるとメニエール病になります。これは三半規管が傷害されて、吐き気やめまいがする病気です。 
③歯周病(periodontitis )

これはやはり顆粒球の病気なので膿が出てくるため、歯槽膿漏と呼ばれていました。しかし最近では、歯科の先生は歯槽膿漏という言葉を使わなくなりました。アメリカの命名法が歯周病といい始めたら日本人が皆真似をしてしまったので、歯科の先生は歯周病といっています。50代、 60代でまだ歯もしつかりしている年代で、歯茎の色が悪く炎症を起こしています。歯科の先生たちは皆、ストレプトコッカス・ミュータンス (Streptococcus mutans)の感染症だといっていましたが、これも常在菌が原因です。結局は増えた顆粒球がロの常在菌と反応して炎症を起こしています。 
④食道炎(esophagitis)

食道炎は胃液が逆流して食道の粘膜を破壊するのでほとんど逆流性食道炎だと、 皆いっていますが、 胃全摘した人でも食道炎になり ます。 する と、酸(胃酸)で起こるという話と合いません。 やはり顆粒球による粘膜破壊が食道炎なのです。 
⑤びらん性胃炎(erosive gastritis)

→胃潰瘍(gastric ulcer) 前述のマウスの拘東実験で、24時間拘東をかけると胃潰瘍が起こりましたが、12時間で拘東を止めておくとびらん性の胃炎になっているのです。ですから、初めは粘膜全体に顆粒球があって炎症を起こして、症状が進んだときに胃潰瘍になるのです。 
⑥十ニ指腸潰瘍(duodenal ulcer)

胃潰瘍の患者さんと十二指腸潰瘍の患者さんの発症年齢を比べると十二指腸潰瘍の人の方が10 歳くらい若いのです。まだリンパ球が多い若い時代でストレスが激しいとき、パンチで切り抜いたようなスパッとした穴が十二指腸潰瘍にあきます。 
⑦クローン病(Crohn’s disease)

組織破壊が小腸にいくとクローン病です。クローン病の患者さんは末梢血に顆粒球、特に好中球がすごく増えています。クローン病は顆粒球が増えているので顆粒球除去療法などを行っていますが、 原因はストレスなのです。 受験のストレスとか学校でのいじめとか、 そういう根本的な原因をつかめず、 患者さんやご両親に難病といって脅かし、 その病気の怖さでまたストレスがきて、 なかなか病気が治らないのです。 ですから、 きちんと原因となるストレスを聞き出して原因を取ってあげるとすぐ治ります。 
⑧潰瘍性大腸炎 (ulcerous colitis)

小腸がやられるのがクローン病で、 大腸がやられるのが潰瘍性大腸炎です。 
⑨痔疾(hemorrhoid)
下に下がると痔疾です。
⑩子宮内膜症 ストレスで分泌現象が抑制されて起こります。 月経も分泌現象です。 ところが、 ストレス状態になると本来の月経がきちんと外に出ないで、 出るべきものが腹腔の方に逆流します。子宮内膜の残存が性周期と一緒に増殖して脱落して腹腔でも内膜の増殖、 脱落が起こります。 それが子宮内膜症です。 
11不妊症(infertilitas) [子宮内膜症 (endometriosis)、卵管炎(salpingitis)、卵巣嚢腫(ovarian cyst) ]

卵巣嚢腫もとても悪化すると膿がたまってきます。この3つが重なって何が起こるかというと不妊症です。不妊症の共通点は「冷え」です。交感神経緊張で血管収縮による血流障害が起こるので「冷え」が起こります。 
12膵炎 [急性 ・ 慢性] (pancreatitis [acute ・ chronic])

急性にストレスが起これば急性膵炎になり、 いつも忙しくて、 例えば看護師の人で夜勤が週に 1 回以上あるなどの場合だと、 慢性膵炎になることがあり ます。 みんな原因不明にしていますが、 結局忙しさ (ストレス) で顆粒球を増やして病気を作っているのです。 やはり会社の社長なども、 忙しすぎて末梢血に顆粒球が多いパターンです。 
13腎炎 ・ 腎盂炎 (nephriti、 ・ pyeliti、)

腎障害も原因不明にされてますが、 みんな原因はストレスです。 
14膀胱炎(cystitis)

膀胱炎も細菌感染によって引き起こされると思われていますが、そうではなくて膀胱にもある程度の常在菌がいるので、増えてきた顆粒球との反応です。
15骨髄炎(myelitis) 顆粒球を作る場所で自壊作用を起こしたの骨髄炎です。 骨髄炎は意外と20代の若者に多くそのほとんどの原因はコンビニでの夜のアルバイトです。 夜通し起きているので激しい交感神経緊張で、 骨髄炎を起こします。 これは顆粒球を作る場所で自壊作用を起こし骨髄の中に膿ができま す。
16間質性肺炎(interstitialpneumonia)

間質性肺炎も原因不明にされていますが、これも血流障害と顆粒球増多です。結局、原因は忙しすぎが多いのです。女性だったら熱心に家族の介護をし過ぎたりして発症します。あまり真面目に生きすぎると、身体を壊すので危険です。 p185,186』
→つまり上記の病気の方、リラックスしましょう!

まずは腹式呼吸から、そして笑って幸せだなぁと言霊を発しましょう。 
『痛み止めの湿布などを長く貼っている人は、ミトコンドリアの働きを阻害され「冷え」に苦しみます。 それが目的で湿布薬に使われているのですが、同時に免疫抑制が起きます。特にリンパ球、 T細胞、B細胞の減少が起きます。患者に湿布薬を処方して継続使用すると、免疫抑制が起きるので注意しないといけません。 痛いときには一時的に使ってもいいのですが、 2カ月、 1 年、 2年も使うと発ガンしてくることもあるのです。p216』

→びっくりです。

湿布を貼ることで冷え→免疫抑制→ガン化の機序が免疫学的にあるとは!
『ガンの免疫療法とは、解糖系の働きに偏った内部環境をミトコンドリア系に有利な働きにもどして分裂抑制遺伝子の出番を作るということです。 ですから、 高体温(hyperthermia)、 深呼吸 (deep breathing)が大事です。これらはミトコンドリアが働くための、 低体温、 低酸素からの脱 却です。 これらが回りだすとストレスからくる高血糖からも解放されます。p233』

→やはり最後は深呼吸。

呼吸というのは本当に私達の人生の質をも変える行為です。

一息一息に感謝をしてこのまとめを終えたいと思います。

こんな都会だと呼吸することも忘れてしまいます。

ドバイにて。

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