暑い日々は続いていますが、少しずつ日が短くなり、いつの間にか夏もすぎていくのだなと感じる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、6名の方にご参加いただきました。
まずは連句から。忙しくて疲れてしまったり、学校の講座に参加してみたり、ふと夕日が綺麗だなと感じてみたり、バイトが楽しく感じたり…
皆様の日々のお気持ちや日常を感じられる句を聞かせていただきました。
続きまして、当事者研究です。
テーマは「親の期待に応えなければと強迫観念に囚われてしまう」について。
イレギュラーな不調時に、「今日はデイケアを休もうかな」とご両親にお話しすると、「いかなくてもいいんだよ」という言葉とは裏腹に、がっかりした様子。
そんなご両親を心配させたくない、期待答えたい、何がなんでも行かなきゃと頑張ってしまって辛いとのこと。
発表者さんの希望としては、にこやかに「いかなくていいんだよ」と送り出してほしい、デイケアは好きなので自由気ままに参加したいとのこと。
話を進めていくと、
皆さんも大なり小なり義務感を持ってデイケアに参加していることがわかりました。
また発表者さんは、
親からの参加して欲しいというプレッシャー→頑張ってデイケア参加→親からの喜びの言葉→また来週も休まずいかなきゃ…
というループにはまっていることがわかりました。
そこで、「ご両親の目線に立ってみると発表者さんにどんな声をかける?」、「親からのプレッシャーをかわす工夫」を皆さんで考えてみました。
親目線で考えると、
「同じようにがっかりした態度をとってしまうかも」、「行かなくていいと言ってあげると思う」など意見は別れました。
プレッシャーをかわす工夫としては、
「笑って受け流す」「自分が一番がっかりしているんだ、と自分の気持ちを大事にする」などなど、ご意見をいただきました。
発表者さんからは最後に、
「皆さんも大なり小なり義務感を感じながらデイケアに参加していることがわかって安心しました」
とお言葉をいただきました。
親と子、それぞれに立場が違えば気持ちの動きも違ってくるのだなと、親子の絆についても考えさせられるテーマとなりました。
最後は週替わりプログラム。
本日は「ザ自由創作」を行いました。
ご厚意でご提供いただいた割り箸を井の字に重ねて灯籠作りを行いました。
黙々と作業に没頭する人、丁寧に作業をすすめる人、作業そっちのけでお話しを楽しむ人、それぞれの個性が見られる機会となりました。
あっという間に時間が経ち、完成は次回のお楽しみとなりました。
次回の週替わりプログラムは「絵月記・コラージュ」です。
このひと月を振り返り、どのようにお過ごしでどんなことを感じたのか、絵を書いたり、写真を切り貼りして皆さんで語り合いましょう!
来週も皆様のお越しをお待ちしております!
作業療法士
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