朝晩の冷え込みが強くなり、いつまでも暖かいお布団と仲良くしていたい時期になりましたね。
本日も爽やかな秋晴れの中、デイケア、スタートです!
本日は7名の方にご参加いただきました。
まずは連句から。
SNS上で傷心してしまったがそれを相談できる友人がいてよかった。感情の起伏のせいで考えも乱れてしまう。子どもの成長をみて言語コミュニケーションの難しさを感じた。「諦める」の語源を辿ると諦める過程にはきちんと理由があり、その結果の決断なので、実は諦めとはネガティブではなくポジティブな意味。
など、皆さん、さまざまな感情や思想のことを深く考える機会があったことがよくわかる句が多く並びました。
秋は季節の中で一番物思いにふけるといいますよね。皆さんの句を拝見し、総じて秋らしさ感じました♪
続きまして、当事者研究。
本日のテーマは「人間関係が難しい」について。以前に上がったテーマ「人間関係に疲れた」の追加研究となりました。
人との関係が深くなっていくと相手を怒らせてしまったり、相手が離れていってしまう。過去の友人から言われた自分の性格的な指摘から考えると、関係構築がうまくいかないのは自身の特性が関係しているのではないかと考えた。
そこで、深い関係を築いていくためにはど何に気をつけるといいのか、空気を読めるようになりたい、
について話し合いをしました。
皆さんからは、
・こちらが話を聞きすぎてしまうと相手からはそれを継続して求められて負担になってしまった経験があるので、まずは自分のためにも深い関係を作るまでの道のりを気をつける。
・関係が深くなる前に自己紹介として、「自分はこういうところに気が付きにくくて自分でも困っている。悪気はないから、何かあったら教えてほしい」と予め伝えてみては。
・相手のネガティブな発言をネガティブで返していないか。もっとポジティブに返すように心がけて明るい関係を作っていってはどうか。
・これまでの経験から空気が凍りつくのはネガティブ発言をしたときが多いと思ったのので、ポジティブ発言を放つようにすると周りの受け取り方も変わるのでは。
・相手がこう思うから、相手に合わせるためにはどうしたらよいか、と相手が軸になっている。自分を軸にして視点を変えると「空気を読みたい」という自分軸の希望に対してもおのずと見方が変わってくるのでは。
・自身を、空気が読めるように変えるのが容易ではなく、それ以上の負担がかかってしまうので、前後のフォローやリカバリーの言葉を身につけていくことを意識した方がいいのでは。
といったご意見が上がりました。全員が自然とご自身の体験や感じたこと、学んだことが飛び交う白熱した研究となりました。
「空気を読む」は、書いてみると短い言葉で、日常的にどんな場面でも使われ広義ではありますが、これが表している具体的な過程を一つ一つ分解して考えると、
例えば、表情を読み取る、感情を読み取る、その場にいる人数を読み取る、それぞれのキャラクターを読み取る、前後の流れを読み取る、自分の置かれている立場を読み取る…など、様々な「読み取る」作業があって結構複雑だなぁ、と思いました。
それを瞬時に判断したり、しなかったりするのも人ができる技で、そしてその強弱がその人の個性となるので、その個性は無理に変えずに、自身の別の個性でカバーしたり、新しく身につけたり、強化することで「柔軟性」が増していくのかな、とも考えました。
今後、SSTやアサーションも取り入れながら、更なる追加研究ができることを楽しみにしております!
とっても濃厚な当事者研究だったため、気がつけばあっという間にデイケアの終了時間となっていました。
週替わりプログラムは来月に持ち越したいと思います!
次回の週替わりプログラムは「絵月記&コラージュ」です。
皆さんの10月の思い出を一枚の作品にしたためて楽しい時間を過ごしましょう☆
精神保健福祉士
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