暖かな陽気が続き、「春眠暁を覚えず」で、気持ちよくお昼寝もできそうな日が続いていますね!
本日もそんな陽気の中、4名の方にご参加いただきました。
まずは連句から。
近所の山にハイキングに行ったり、食事を奢ってもらって嬉しくなったり、春が暖かくて好きだなと感じたり、お薬を飲んだ方が良いのはわかるけど飲めなかったり、テレビのない生活を送っていたり、
それぞれのご様子が伺える句が並びました。
続きまして、当事者研究です。本日も2本立てでした!
両テーマともに前回からの追加報告、研究です。
1つ目のテーマは「悪口を言われる確率を数式にして考えた」の追加報告、研究です。
前回は、あるイベントで悪口を耳にする場面が3回あり、これは自分に向けらた言葉だと思い、帰宅後家族に相談したところ、そんなことはない、そう思う必要はないと返され、自分と家族で受け取り方が違うのは何故なのか、それを数式にして考えてみたという、ご発表でした。
今回は、その後ご自分で改めて考えてみたところ、数式は限られた条件にしか当てはめられないため、現実は様々な可能性・変数が多くて数式に当てはめるのは無理だな、と感じたとのこと。
また、全てのことを自分に関連づけて考えていたが、それは被害的な考えに偏っており、把握できないくらいの大勢の人が話していたとしたら、聞こえてきた悪口は自分に言われたことではない、が答えなのかな、と結論づけられた、とのことでした。
そして、数式はそんな自分の意識のあり方について表しているんだな、と思い至ったとご報告いただきました。
数学的な観点から自分の意識のあり方について思い至れるという、そんな見方もできるのだな、と新たな発見の機会となりました!
そんなご報告の中で、「被害的な考え」というところから、幻聴や悪口への対処方法の話題にも至りました。
幻聴とは高ストレス状況下では誰にでも聞こえる可能性があり(よく例にあげられるのは冬山での遭難場面)、本人にとっては聞こえている声なので、他人から「それは幻聴だよ」と言われても、それが悪口であったなら、落ち込んだり嫌な気持ちにもなりますね。
そんな幻聴と付き合っていくのは大変、幻聴でなくとも、そもそも他者から投げかけられる悪口と付き合っていくのは大変ですよね、という話になりました。
悪口への対処方法として、ポジティブな時間や取り組みを探すと気分が持ち上がって良いのではないかという話から、それぞれどんな時間が幸せか、楽しいかご意見を伺ってみることになりました。
資格が取れたら嬉しいから資格の勉強かな、今はできていないけど中国語の勉強、など
それぞれのご意見をいただけました!
目標が達成できたり、自分の興味関心があるものへの取り組みは充実感があり、とても楽しいものですね!
そんな時間が1日の中でも少しでもあると毎日気持ちよく過ごせるかもしれませんね。
2つ目のテーマは「メンヘラな人は何故急に連絡が取れなくなるのか」の追加報告、研究です。
前回は、精神的に落ち込みがある人とのやり取りの中で急に連絡が取れなくなってしまうことがあるが、それはどのような思いで突然連絡が途絶えてしまうのかを知りたい、というご発表でした。
今回は、その後ご自分で改めて考えてみたところ、自分もメンヘラではないか、「メンヘラを治したい」とテーマをご提供いただきました。
自分もちょっとでも面倒だな、と思うと相手に連絡を取らなくなるとのこと。
また連絡を取り合う中で自分でも気付かないうちに相手を傷つけてしまう発言をしてしまったり、自分が傷つきやすい特性のために、逆に相手に攻撃的な言動をとり、自分を守ろうとしてしまうことで相手からも心ない言葉を引き出してしまったりして、悪循環に陥ってしまうとのこと。
また、自分は今後福祉の仕事をしていきたいと思っているが、そんな自分は福祉の仕事に向いていないんじゃないか、と不安なお気持ちも聞かせていただきました。
皆さんからは、向いているか向いていないかはやってみないとわからない、福祉の仕事は大変と聞くのでそんな仕事をやろうと思っていることがすごいと思う、とご意見をいただきました。
皆さんのお話を聞くうちに、今までネガティブな人と関わることを避けて、自分自身もネガティブにならないようにポジティブな発言を心がけていたが、福祉の仕事をしていく上でも、どんな相手とでも仲良くしたい!と言うお気持ちが見えてきました。
では、福祉の仕事をしていく、どんな相手とでも仲良くするためにはどうしたら良いだろう?どんなステップが考えられるだろう?
という疑問が生まれたところで、本日もあっと言う間に終了のお時間となり、この続きは次回以降の持ち越しとなりました!
今週も話が白熱し、予定していた週替わりプログラムもまた来週に持ち越しとなりました。
次回3/3の週替わりプログラムは、「絵月記&コラージュ」を実施します♪
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。
作業療法士
最近のコメント