桜も満開という季節に花冷えが続きますね。
急な寒さに体が驚いている方も多いのではないでしょうか。
本日のデイケアは6名の方にご参加いただきました!
まずは連句から。
マジ大事 体調管理のawareness、芸人さんが良いこと言ってました、仕事はヘトヘト新しい出会いにはワクワク、起業が大変、死に損なった命 生まれてきた命 晴雨、早くショートステイに泊まりに行きたいです
と、それぞれの個性溢れる近況報告となりました。
続きまして、当事者研究。テーマは二本立てです。
一つ目のテーマは「距離の近い友達に暗い話をしてしまう」です。
ご発表者さんには中学生の頃からのご友人がいらして、そのお友達には自分の暗い話をしてしまうとのことでした。
参加してくださったみなさまから、
SNSのようなものに投稿してみる、
話せる相手に話して、その分お互いさまで相手の話を聞いてあげる、
暗い気持ちを思いっきりノートに書き出してそれをビリビリに破ってしまう、などさまざまなご意見をいただきました。
ある方が、
「暗い気持ちを持つことは悪くない。それ自体はちゃんと外に出したほうが良いのでは」と言ってくださったことに、みんなで納得!
ご発表さんは、まずは自分の気持ちを書いてみる方法を早速今日から試してみたいと、前向きな気持ちへと変化があったご様子でした!
二つ目のテーマは「人にひどいことをしちゃうのをやめたい」です。
相手からの理不尽な言葉に対し、言われたら言われた分だけ言い返してしまう、特に距離の近い相手だとそうなってしまう、それがどうしても止められない、ということがあるようでした。
ここでも皆さんから、さまざまな意見が続々と続きます。
言い返しても仕方が無いと思って距離を取ってみる、
自分にとって近い人でも、(物理的にも心理的にも)距離を取れば冷静になれる、
相手と同じ土俵に立たず、可哀想だな、今疲れているのかな、と思ってみる など
皆さんからの豊富なご意見を聞きながら、ご発表者さんの方からは具体的な場面のことが語られます。
どうも、いつも言葉での言い合い合戦のようになってしまうことが多いと。
これには、頭の回転が先行してしまうと怒っている自分の体の感覚に気づきにくいのでは無いかとのご指摘があり、マインドフルネスを取り入れてみるのも良いのではとの意見がありました。
皆さん総じて「距離を取るって大事だね」と話がまとまって行く中、
ご発表者さんから、今後のことを思うとどうしても不安が残る…とポツリ。
このご発表者さんのお気持ちについて、
「不安になるってことは相手のことを気遣っている証拠。そう思える自分って最高!って褒めてみよう」「またやってしまうかもと思ってしまう傷があっても、その傷を抱えたまま進んでいくのはどうだろう」とあたたかい言葉に溢れ、ご発表さんも最後にはとても腑に落ちたご様子でした。
最後は週替わりプログラム「絵月記」を行いました。
本日デイケアを初めて担当するスタッフの進行に、経験豊かな参加者さんが描き方について説明をしてくださるなどの助け舟もいただき、楽しく雑談をしながら絵月記を仕上げていきました。
そして、本日もあっと言う間に終了のお時間となりました。
次回4/13の週替わりプログラムはコラージュの予定です。
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。
公認心理師
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