暑さが少し和らいできたかなと思える薄曇りの中、本日のデイケアは4名の方にご参加いただきました。
連句では、お一人の句をきっかけに、ゲームに関する句が多く並びました。皆さん、色々なゲームにお詳しく、好きだったゲームや現代のゲーム事情などの話でとても盛り上がりました。
続く当事者研究では、「体力がない」ということをテーマにあげていただきました。皆さんと「体力のなさ」について整理していると、どうやら体力は気力に関係しているようだ、という気づきが生まれ、テーマはやがて「気力のなさ」へ。
気力のない時って、どうなる?どういう時に起こる?と全員で意見を出し合ううちに、“絶望“と希望“という言葉が何度も出てくるようになってきました。
皆さんの経験談をお聞きしながら、
「絶望を減らす方法は?」
「楽しみを見つけられれば、その楽しみが希望になる」
「でも、絶望があると死にたい気持ちになって、そうすると楽しさを感じられない」
と解決策が出て来ず、皆でうーんと唸っていたところ、「人の役に立てると絶望感は減るかもしれない」というご相談者さんの声。まさにその場に希望が生まれました!
その後は、ご相談者さんが「人の役に立てた」と思えるにはどのようにすればよいかについてのアドバイスが集まったところで、本日の当事者研究を終了とさせていただきました。自分は役に立ったと実感するためには、相手からの感謝の言葉があるとよいのかもしれません。これからのデイケアを、そんな素敵な力を持つ感謝の言葉で満たしていきたいと思います!
週替わりプログラムは「コラージュ」を行いました。長く続くプログラムのため、皆さんコラージュのベテランさんなので、素材を決めるのも配置を決めるのも非常に早いです!そして出来上がった作品は、旅行やお出かけをイメージするようなものばかり!コロナの収束を願わずにはいられないプログラムとなりました。
来週の週替わりプログラムは「ザ自由創作」です。芸術の秋に最適なプログラムですね!どうぞお楽しみに!
精神保健福祉士
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