本日は3名の方がご参加くださいました。
少人数での開催だったので、茶話会のような、ゆったり穏やかな雰囲気でのデイケアとなりました。
連句では、最近関心を持っていることを報告してくださる方がいたり、ここ数ヶ月の出来事をまとめた言葉を句にしてくださったり、短い言葉に沢山の内容が詰まった句が並びました。
本日は時間もたっぷりあったので、当事者研究では二つのテーマを取り上げました。
一つは、「人に会いすぎて疲れた。人と離れて1人になったら嫌なことを思い出す」と人間関係に関するテーマが上がりました。
他の参加者さんも同じような経験があるようで、
人と密な関係をもっては嫌になって関係を切ってしまうこと、これはよくあることだよね、と共感する声が上がります。
これまでも人間関係で同じような失敗を繰り返しているという相談者さんは、
このようなことがあるたびに過去を思い出す思考が始まってしまうとのことでした。
「過去と今は違う」「過去の捉え方を変えてみる」というアドバイスや、
頭の中でどう考えたらいいか?ばかりに集中するのではなく、
視野を広げるために体へアプローチすることも良いのでは?と皆さん親身に相談に乗ってくださいました。
もう一つのテーマは「怒りのコントロールやいなし方」について。
ご相談者さんはこれまでも様々な方法で怒りを鎮めることを試してきているが、
理不尽なことに対して怒りが出てくる、その持続時間が人よりも長い、という事にお困りのようでした。
理不尽さを感じる、というのは「自分自身の正義感や価値観」にも関わることだよね、という話から、他の参加者さんが「なぜそのような価値観を持つようになったのか?」とこれまでの経験に目を向けてみるように話を振ってくださいます。
すると相談者さんは、ご自身の苦しかった過去の経験やその時の気持ちを言葉にして表現してくださり、話し終えると「なんだか、抜けた気がします!」という言葉とともに、ご自身への理解が広がったようでした。
「自分自身を知り、気づくこと」 これは一生続くテーマでもあるのかもしれませんね。
週替わりプログラムでの「ザ・自由創作」では折り紙を行いました。
ある参加者さんが「本」の折り方を教えてくださり、
とても複雑で緻密な折り紙の奥深さを感じる良い時間となりました。
来週の週替わりプログラムは、「自分の「好き」をプレゼンテーション」です。
好きを話すってワクワクしますね、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
公認心理師
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