気持ちの良い秋晴れの日が続きますね。
本日のデイケアは5名の方にご参加いただきました。
連句では、これから迎える生活環境の変化を謳う句や自分の関心事について謳う句が並びました。いつになっても生活環境の変化ってドキドキしますよね。
今日の当事者研究も、お二人の方が発表してくださいました。
お一人の方は「テーマとしてまとまっていなくて…」とのことでしたので、
まずはお話ししながらテーマを探っていきましょう、と話を進めてみることにしました。
ご相談者さんはここ最近のご家族とのコミュニケーションをきっかけに、
落ち着いていた自分の中の人格が出てくることが増えたことを報告してくださいました。
自分の一部である小さな女の子の人格について、
どんな年齢なのか、どんな性格の子なのか、何が好きなのか、自己紹介をしてくださいます。
ご相談者さんは一人一人の人格のことは大切に思われている様ですが、
他の人格が出ている間に自分自身の記憶が無いことが不安、
「1人になった時の不安」があると仰っていました。
1人になるのが不安ということは相談者さんの常々の困り事でもあったので、
そのことについて皆さんにお聞きしました。
子どもの時のひとりぼっちの不安な記憶ってあるよね、
自分が風邪引いた時とかに1人でいると不安になるよね、と、
孤独で不安、誰かにそばにしてほしいという感覚に皆さん共感されていました。
相談者さんは「自分の中の子どもの人格」を自己紹介できたこと、こうして皆さんとの間で共感的にお話ができたことで「ホッとしました」と優しい笑顔を浮かべられていました。
もう一つのテーマは、前回からの継続のテーマ。
「親との関係を精算しないと前に進めない」について、今回はいよいよ本題に入っていくことになりました。
ご相談者さんは親御さんや親戚の方との間での傷つきをたくさんお話しくださいました。「今日の様にご家族とのことをお話になったことはありましたか?」とお聞きすると「ここまで話したのは初めてです」とおっしゃっていました。
ご相談者さんが緊張しながら、大きな勇気を振り絞って話をしてくださっている様子からは今の現状を打開したいという強く、真剣な想いを感じ、
ご相談者さんが話をしたいと思えるよう迎えてくださっている参加者の一人ひとりのあたたかさにも触れることができました。
そしてコラージュ。
新しい雑誌も加わって、新鮮な気持ちで皆さん思い思いの作品を作りました。
コラージュをしながらお互いに日常生活の質問をしあったりして、とても穏やかな時間を過ごされていました。
次回は「自分の「好き」をプレゼンテーション」です!
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
公認心理師
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