12月師走に入りました。「師走ーしわすー」とは、僧侶のような人でも忙しく走り回るような時期、という意味で名付けられたという説があるようです。
きっと皆さんも、年末に向けてお忙しくされているのはないでしょうか。
今日は見学でお越しくださった方も合わせて、
4名の方にご参加いただきました!
まずは連句から。
皆さんそれぞれの「変化」に関わる句が並びました。
お仕事に復職された方、新しい自分への変化を迎えている方、
新しい住まいを探されている方、とさまざまです。
変化の時は不安や苦しみも伴いますね。
こうした変化の時をみなさんで共有しながら進んでいくと、不安も少し和らぐのかもしれません。
今日の当事者研究は2本立ての予定でしたが、見学者の方もご参加くださり、
盛りだくさん、3本立てて行うことになりました!
まずは職場復帰されたご相談者さんから、そこでの苦悩をご相談いただきました。
参加されていた皆さんから、
相談者さんには好きなことや夢中になれることがあることを称賛され、
少し視野を広く持って、さまざまな可能性を考えながら進んでいってはどうか?と提案があると、少しホッとしたご様子でした。
2本目のテーマは「一人の時間をどのように使えば良いか?とのご相談。
一人暮らしでお家にいる時間が長いというご相談者さんは、居場所もない、趣味もない、どうすれば良いのか?ということをお話しくださいました。
「どんな時間が楽しいですか?」と参加者さんが声をかけてくださり、
まずは小さいステップで何でもいいからやってみる、というのはどうか?
やってみると、これは好き、これは嫌い、と必ず自分の反応が返ってくるので、
第一歩を踏み出してみては?とご提案くださいます。
ご相談者さんが今日こうして一歩を踏み出してデイケアに参加くださったのも、大変な勇気をもってのことだったと思います。
どんな小さなことでも生活の中での「やってみよう」が増えていくと、それが気づいたら趣味になっていることもあるかもしれませんね!
そして3本目、
ここ1ヶ月相談を続けてこられた相談者さんが現状についてお話しくださいました。
実家にお戻りになって、親御さんといる時間は穏やかに暮らせているけど、一人の時に頭の中に嫌なことが再現放送のように出てきてしまうとのことでした。
これまでも話題に上がっているように、
まずは体へのアプローチを!というご提案、
「何もしていないとループからは抜けられない。簡単なことでもいいから身体を動かすのはどうか」ということをお話しもありました。
ご相談者さんも一歩ずつ変化の時を迎えているようです。
週替わりプログラムは月初めの絵月記です。
この1ヶ月で楽しかったこと、印象に残っていること、今求めているもの、
それぞれ思い思いの絵を描きました。
「絵を描いたのは久しぶり」という見学者さん。
懐かしい、ノスタルジーの効果ってあるんですよと教えてくださる参加者さんもいて、自然と思い出に浸りながら温かい気持ちになりました。
次回のデイケアは「ザ・自由創作」です。
みなさまのご参加、心よりお待ちしております。
公認心理師
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