桜の絨毯があちこちでみられる中、当院では約2ヶ月ぶりにデイケアを再開し、本日は5名の方にご参加いただきました!
連句では、この2ヶ月の間で環境が変わったこと、最近始めたことなど、スタートの春にふさわしい句が多くみられました。
続いての当事者研究は2本。
1本目は、「薬、体調についてなんとなく不安」というテーマです。
相談者さんは長年薬を服用されていますが、最近、副作用を減らすために、主治医の先生が薬の調整をされているとのこと。
ただ、薬の調整による眠気やぼんやりすることなどが続いており、この先どうなってしまうんだろう、という不安が出てきてしまっているそうです。
参加者さんの中にも、主治医の先生に薬が合わないことを伝えて怒られてしまった、代わりにお母様に伝えてもらってうまくいった、などの経験のシェアもありました。
最終的には、薬の調整は主治医の先生にお任せするとしても、それ以外の方法として自分ができることを探していくといいのではないかという提案から、日常の中で小さな幸せを見つけていくこと、好きなことに熱中することなどを心がけていこう!という結論に至りました。
相談者さん、小さな幸せ探しはすでにお上手な方でしたが、ますますその技術に磨きがかかることをお祈りしています!
2本目は、「友人からのLINEへの返信とそれに対しての母親からの干渉にどう対処すればいいか」というテーマでした。
ここ1年ほど、あるご友人から「苦しい」「不安だ」という内容のLINEが時々来るとのこと。それに対してどう返せばいいかわからなくなってきた、ということと、何通も連続で来るため、それを読んだり、返事をすることでスマホにかかりっきりになり、お母様から「誰?」「(通知音が)うるさい」「何しているの」と言われることにもお困りとのことでした。
参加者の皆さん、こちらのお悩みにもよく似た経験をお持ちのようで、対処法も様々でした。
お母様からの干渉については、長年のことなので諦めるしかない、、、というような気持ちも語られましたが、やはり相談者さんの思いは伝えた方がいいと思います!という熱い思いもあり、まずはアイメッセージ(私は〜してくれると嬉しい)を使う作戦でいってみよう、ということに。
ご友人に対しては、「苦しい」「不安だ」というようなLINEばかりではなく、楽しい内容のLINEのやりとりもあるとのことでしたので、楽しいLINEにより多く反応したり、そのようなやりとりができて嬉しいという気持ちをたくさん伝えていくことで、楽しいLINEの方向に導いていくという案にご納得されていたご様子でした。
誰に対しても優しく接してくださる相談者さんが、お母様ともご友人とも楽しく過ごせる時間がより増えるといいなと思います!
最後の週替わりプログラム「絵月記」では、楽しかった思い出についての作品が揃いました。その時のお話をして下さる時の皆さんの笑顔もとっても素敵です!
来週の週替わりプログラムは、ザ自由創作です。見学はいつでも受け付けております。皆様のご参加を心よりお待ちしております!
精神保健福祉士
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