爽やかな晴天の中、本日のデイケアは4名の方にご参加いただきました。
連句ではハマり始めたもの、遭遇したもの、出かけたところ、など、
休み明けらしく賑やかな句が集まりました。
続いての当事者研究は、「自暴自棄になっているが、そこからどう抜け出せばよいか」というテーマについて。
発表者さんには人間関係でトラブルを経験することが多かったそうです。そこで、幼稚園から今までの間に経験されたトラブルをまとめてお話ししてくださいました。
急に嫌われてしまう、悪者扱いされてしまう、必要以上に怒られてしまう、などご苦労は様々。
そのような経験から、「どうせ悪く言われてしまうなら、被害者になるより加害者になる方がいいかも」、「優しくしてもいいことがない=ひどいことをしてもいい」という考えになっているとのこと。
その考えがいいことだとは思わないけれど、色々なことがありすぎて気持ちが前を向かず、どうしたらいいかわからなくなってしまっているのだとお話ししてくださいました。
参加者の皆さんからは、人間関係でのトラブルについての経験を共有していただきました。
“優しくしてもいいことがない“という意見に対しては、
「優しくしていたらこき使われるようになってしまった」という発表者さんと類似の意見から、
「いいことがなかったとしても、優しくできる自分を認める」という違った視点からの意見まで、皆さんそれぞれの思いが語られました。
長く続く関係を築きたいけれど、新しいコミュニティに入ることもなかなかない。
そこで、皆さんから、バイトは?習い事は?というご提案に、
発表者さんもバイトは厳しいけれど、習い事ならできるかも、という感触。
「趣味がないんです」と語っておられましたが、習い事をすることで、素敵な関係も趣味も手に入るかもしれませんね!
今回の当事者研究は、週替わりプログラムの時間も使っての大作となりました!
この時間が発表者さんの今後の挑戦につながることを祈っています!
次回デイケアは5/24(火)、週替わりプログラムは「コラージュ」です。
皆様のご参加をお待ちしております!
精神保健福祉士
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