私は小さい頃から笑うことが好きでした。

みんなで喜んだり笑ったりすることが好きで、幼稚園や学校で辛そうな同級生がいると笑顔が見たくて色々話しかけたりしました。

また、家では家族が喜ぶ雰囲気を満喫したくてよく弟を連れ立って即興の演劇をしていました。

笑いや喜びはたくさんの人であればあるほどエネルギーが強くて自分も満足する度合いがあがるのです。

そして思いもよらず医学部に入学し、科を選択することになった時、やはりみんなで喜んだり笑ったりすることが好きで、そういう風にあらゆる人がなればよいなという願いも選択理由の1つで精神科を選びました。

しかし何故か歳を重ねるにつれ笑いやユーモアのことを考える時間は減り、ほとんどなくなり、ついには声を上げて笑うことが稀になりました。そしてそのことに氣付くことも滅多になかった。

先日よく行く自然食品のお店、陰陽洞の主人さんに

「前は結構キリッとしていたのに(険しい表情だったと推測される笑)、子供が産まれてからはお母さんらしくふわぁと緩みましたね」

というような内容の言葉を頂きました。

それで

はっ!!

と思いました。

そういえば私にはユーモアの先生が指導にきてくれていたのです!

そのユーモアの先生は思いがけないことをやってくれたり、コミカルなことで笑いを誘ってくれます。

先生がきてからは毎日声を上げて笑うようになりました。

ユーモアの先生がにっこりすると私もにっこりです。

ユーモアの先生自身は声を上げて笑うのは寝ている時しかしません。その様子もこちらを笑いに誘います。

笑いの先生は、怒りや絶望の処理の仕方も考えさせてくれる、あらゆることを教えてくれようとします。

本当に尊い、素晴らしい先生に毎日指導されていて、ありがたい限りです。

ユーモアの先生、人形化の術で微笑を誘ってきます。

よく出会う人に人形みたいと言われますが(先生は人間ですよ!)、この写真は私も何故か先生を人形みたいと思ったのでした。

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