質問:こまりお 女 25歳
わたしは、学生の頃から音楽活動をしています。
ですが、いざライブやオーディションとなるといつもよりも声が出なくなり、上手く歌えず、人の視線が怖くて、すべて終わった後に途方もなく自己嫌悪に陥るのです。
わたしは、過度の完璧主義で些細な失敗でも許せず、自分が嫌になります。
故に原因は完璧主義過ぎる自分の性格にあるのでは、と思っています。
イップスは通院して治療できるものなのですか??
イップスは、治るものなのですか??
投薬治療などはあるのでしょうか??
完璧主義を治す方法はありますか??
教えてください。
こまりお
回答:ご相談いただきありがとうございます。とても嬉しく思います。
実は、私もこの質問にどう答えるのか今緊張しています。
また、よく日常でも首や肩が緊張で硬くなっていることにしばらく前から気づきました。
私自身はこのような感じで改善に励んでいます。
https://www.soraumiclinic.com/身体/久しぶりの自力整体/
https://www.soraumiclinic.com/本/アレクサンダー原理の理論/
こまりおさんも私同様、客観的にご自身を分析されていてとてもシャープな方だと感じました。
イップスは通院して治療できるものなのですか??
イップスは、治るものなのですか??
投薬治療などはあるのでしょうか??
→その単語を初めて聞きました。
こまりおさんの症状に関しては改善することが可能かと思います。
お薬を飲まれることで緊張感が緩和され、ご自身の納得いく表現ができるようになる可能性はあります。
お近くの緊張を専門にやっている精神科や心療内科を探されるとよいかもしれません。
今すぐできる方法としてはライブやオーディションの時、たくさんの人を見るのではなく、一人の人を見て一対一だという風に感じると、緊張が緩和されこまりおさんの力が発揮しやすいのではないかと思います。
また、1番パフォーマンスがよかったと感じた状態を思い出し、それを例えば右腕を触った時思い出すという設定をしてみます。(実際に思い出した状態で右腕を触ってください)
ライブやオーディションの時にいつも右腕を触るとそのパフォーマンスがよかった時の状態を再現できるようにすると力が発揮できやすくなります。
完璧主義を治す方法はありますか??
→
マイケルジョーダンの言葉です。
「10本連続でシュートを外しても僕はためらわない。次の1本が成功すれば、それは100本連続で成功する最初の1本目かもしれないだろう。」
「高校時代は代表チームの選考から漏れた。9000回以上シュートを外し、300試合に敗れ、チームからウイニングショットを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功した。」
マイケルジョーダンの言葉から、成功というものを手にするには沢山の試行錯誤が必要になることが分かります。マイケルジョーダンのように、こまりおさんの望む「成功」を手にするまでにも時間がかかることがあるかもしれません。
だからこそ、「成功しなければならない」と思うのではなく、「これも成功を掴むまでの試行錯誤の1つに過ぎないかもしれない。でも、これで〝成功〟が掴めたらいいな」くらいの気持ちで臨むというのはいかがでしょう?
そうすると、たとえうまくいかなかったとしても、それは失敗ではなく、成功のための一歩だったと思えるのではないでしょうか。
そう考えると失敗したと落胆する方にエネルギーを使うのではなく、どんな風に改良するとよりよいだろうと建設的な方向にエネルギーを使うようになることに氣づきます。
そんな風にすると完璧主義という特性も、よりこまりおさんを高める部分としてどんどん活用することができます。
あとは自分が自分自身の過去やったことを責めていることに氣づいた時、「まあいいか」や「よくやった」「私を許す」など声がけすることもよいでしょう。
また逆に完璧な失敗をするぞと意氣込むことも自分をリラックスさせることができて、よりよいパフォーマンスを生むこともできるでしょう。
お薬を飲むことでこだわりが減る場合もあります。
また、瞑想も効果的だと思います。ヴィパッサナー瞑想は私たちをより自由にしてくれるためのよいツールです。鼻と口の間の皮膚に呼吸が当たる感覚を感じ取るアーナパーナ瞑想もよいでしょう。
今回の人生は一度きりです。私たちは楽しんでいろんな経験をし、成長するために生まれてきました。自分自身を思いっきり表現し、引き続きこの美しい地球を存分に味わって楽しんでくださいね。
幸せであることをお祈りしております。
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